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スケールモデル 

T-33A (プラッツ1/72)
航空自衛隊 第7航空団 第204飛行隊
 


2012年夏に発売し、入間連の手前、スグに飛びついて(笑)完成はしていたのですが、紹介が遅れました。
とゆーワケでプラッツのサンサンです。



 わが航空自衛隊でも創設以来、ほぼ50年近く運用され、日本中の空を飛んでいたにもかかわらず
キットには恵まれていませんでしたが、ここでようやく新キットが出てきたとゆーコトで、そらー喜んだモンです。
・・・が、メーカーがプラッツというトコで、その完成度には一抹の不安があったのも事実。何度となく発売の延期が
告知され、その間にswordという海外のメーカーから新キットも発売されてしまい、そもそもサンサンというアイテムが
どっちかってとマイナーな機体という事もあってか、ようやく発売された頃の市場の反応は「待ってました!」というより
「あ、そういえば出るって言ってましたね」という空気の方が濃かった印象があります。
なにしろ、かくいうアタクシ自身が完成から1年以上経ってから紹介しているぐらいですから・・・(笑)。



あとはキットの価格もちょっとブレーキかかるかな。
部隊マークてんこ盛りのデカールついたハセガワのT-4が1260円(2013年現在)なところに
いくらカルトグラフとはいえ2310円では…。もっとも「じゃあ安くすれば大量に買ってくれるのか?」と聞かれたら
ワタシはともかく普通の人は簡単にはハイと言わないだろうとも思うけど。
そこらへんの釣り合いどころを狙った値付けではあるのでしょう。



そんなキットだからして、デカールが良いのは当然として、じゃあキットそのものの方はどうかというと、
まぁディテールにアラは目立つけど、プロポーションは悪くないし、組み立てにさほど手間取るところも無し。
これがハセガワだったら文句言いまくりだったと思うけど(笑)、プラッツだったらしょうがないか、という所でしょうか。
せめて表面の軽い梨地がなくなれば、それだけでもだいぶ点数上がるんですけどねぇ。



じっさいこのキット、メーカー的には予想とか見込みより売れたのかそうでないのか、ドッチなんでしょうかね?
それに、サンサンって割と世界各国でも運用されて、とりわけカナダなんてカッコイイ塗装機があったりして、
海外でもソコソコ需要ありそうなモンですけど、どうなんでしょう?実に興味あります。



 個人的にはサンサンといえば、浜松1空団より入間の総飛なんですけど、今回は気まぐれで204sqにしてみました。
いやイキナリ総飛作っちゃうと、次にこのキット作んなくなりそうなんで(笑)。義理で2個は確保してあるものですから。
機番は自作デカール。尾翼マークはハセガワのF-15から流用。サンサンにはチト大きいですがそのまま貼りました。
T-4用のを使った方が良いんですが(てか15とT-4ってサイズは同じだと思ってました)、色がちょっと変だったのね。



 とりあえずサンサンのキットとしてみると、ホビークラフト&アカデミーの1/48よりは、残念感は少ないかな。
最近の新製品キットとしてみてしまうと、ちょっとモヤモヤしてしまいますけど(笑)、サンサンなんてマイナーな
キットを出してくれた、そのキモチには有難うと言っておきましょうかね。



 やっぱし懐かしいですね。

(2012.6.13製作開始・2012.7.4完成)


コクピット。計器やサイドコンソールのモールドはついてるけど申し訳程度。でアテにならず。
デカールはご覧のとおり。まぁ1/72ならこんなモンなのかな。そもそもキャノピーが風防と一体成型で、そのままじゃ開けられないし、目立たない前提でという事かな。

 主翼の上下面でエルロンの幅が違います。あらら。

 手持ちのエデュアルドのエッチングパーツ(エレール用)で比べると、キット下面はフラップの幅が長い。上面のモールドが正解って事かな。実機の寸法が分からないから何とも言えないけど。今度どっかのゲートガードで測りに行こうかな(笑)。

 上面は合ってるっぽいよねぇ。
ちなみにこのエデュアルドのパーツ、今は絶版みたい。また出してくれないかな。フラップ下げられるし、プラッツの残念なスピードブレーキのモールドも多少は直せるし。
てかプラッツで出してる現行のエッチングがあまりにも残念すぎるんだわ。

 手持ちがこの1枚しかないの。マメに模型屋さがせば、どこかに埋もれてるような気がしないでもないけど。
もっとも、こんな手の込んだフルディテールで何機も作るパワーもないか…(泣笑)。

 胴体を実機どおりに前後分割してるのは、サービスのつもりかもしれないが、個人的にはイマイチ理解しかねる。
てかダメとは言わないが、ソレだったらキャノピー分割しなさいよ、といいたい。

 塗装前の下地づくり。全体的に表面がザラついてます。

 サフかけてペーパーかけて…




 下地はガイアカラーの黒にしてみました。



 銀はフツーのクレオス8番。最近のロットです。まだこの頃はクレオスの特色セットがなかったのね。

 チップタンクの塗装。デイグロウの部分は先に白を塗って、その上から蛍光オレンジを薄く薄く吹きつけ。
日焼けっぽさの再現を狙ったのですが、なかなか思いどおりにいきません。

 アンチグレア部にある白い線はデカールが用意されてないので塗りました。
マスキングテープで囲って、筆でちょちょいとね。


 完成!

(2013・10・9)


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